天窓の雨漏り修理の費用は?応急措置(DIY)や火災保険も解説
天窓から雨漏りした際には、しかるべき応急処置をした後、修理や交換が必要です。
できる限り少ない費用負担で天窓を修繕するために、押さえておきたいポイントがいくつかあります。
ポイントを把握しておき、お得に天窓修理をしましょう。
天窓からの雨漏りの原因
天窓からの雨漏りには、いくつかの原因があります。
雨漏りの原因を知り、天窓から雨漏りが発生している場合には正しい方法で応急処置をしましょう。
天窓とは
天窓とは、屋根や天井部分に設けられる窓のことです。
トップライト、ルーフウィンドウ、スカイライトとも呼ばれ、採光や換気の目的で設置されます。
天窓を設置するメリットとして、彩光効果や風通しのよさ、デザインの美しさなどが挙げられます。
特に、採光効率は壁面に設けた窓の3倍にも及び、明るいので光熱費の削減にもつながる上、心と体の健康にもよい影響があるでしょう。
一方で、デメリットとしては掃除の面倒さや冷暖房効率の低下、雨音のうるささや雨漏りのリスクなどがあります。
天窓は一長一短ではあるものの、お子様のいる家ではプライバシーを守りつつ情操教育にもなることで、注文住宅などで人気があります。
天窓からの雨漏りはなぜ起こる?
天窓からの雨漏りの原因として、次のようなことが考えられます。
天窓からの雨漏りの原因
- コーキング(ゴムパッキン)の劣化
- 水切りエプロンの経年劣化
- 天窓まわりのゴミ詰まり
最も多い天窓からの雨漏りの原因は、コーキングの劣化です。
そもそもコーキングは防水などを目的として行われますが、劣化すると隙間やひび割れが起こります。
窓のゴムパッキンに穴や剥がれができてしまうことで、雨水が侵入してしまいます。
目安10年ごとに、天窓のコーキングの打ち直しが必要です。
天窓からの雨漏りの応急処置
天窓から雨漏りが発生したら、周辺に2次被害が及ばないよう、応急処置をしましょう。
雨漏りが起こったら、周辺にある家具・家電を濡れない場所へ避難させます。
雨漏りが起きている天窓の下にビニールシートを敷き、バケツを置いて雨水を受けます。
室内側から打てるコーキング材なども販売されていますが、コーキングを打った箇所の雨水が別の壁内に侵入してしまう可能性があります。
すると、違った箇所からの雨漏りや壁内でのカビ・シロアリの発生につながる可能性があるため、一時的にでもコーキングを素人が打つのは避けます。
ビニールシートとバケツを用いた応急処置をして、専門の業者へ連絡しましょう。
天窓からの雨漏りを修理するには
天窓からの雨漏りを直す際には、費用の相場があります。
天窓の交換や修理に必要な費用を知り、適切な価格でプロに依頼しましょう。
天窓の修理費用
天窓の修理にかかる費用の相場は、次の通りです。
雨漏りの原因 | 費用の目安 | 修理の内容 |
---|---|---|
ゴミつまり | 3万5,000円〜5万円 | ゴミや異物を取り除く清掃 |
コーキング材の劣化 | 3万5,000円〜5万円 | コーキング材を使った補修 |
防水シートの劣化 | 6万円ほど | 防水シートの交換 |
水切りエプロンの経年劣化(穴) | 7万円ほど | 水切りエプロンの補修 |
天窓の修理には、数万円ほどの金額がかかります。
ただし、屋根の上に登っての修理になるため、素人では危険が伴う作業が多いものです。
また、屋根材の種類によっては天窓周辺の雨仕舞いに専門知識が必要な場合もあります。
プロの技術に任せて、確実に修理できる点では、妥当な価格でしょう。
雨漏りが生じてしまったときの費用は、こちらのリンクに詳しく記載されています。
火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
お気軽にご相談ください
火災保険に加入しているにもかかわらず、有効に活用できていないお客様が多数いらっしゃいます。
もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
天窓の交換費用
天窓を交換する際には、修理とは違った費用が発生します。
天窓の交換費用は、平均して40万円ほどかかります。
天窓の寿命は、一般的に25〜30年ほどです。
天窓自体が故障してしまったり、経年劣化で防水部が機能していない場合などは、修理でなく交換が必要でしょう。
なお、天窓の交換には足場の設置が必要です。
天窓の交換工事日にプラスして、前後1日ずつ足場の組み立て・解体の工事が発生する場合があります。
足場代が別途請求される場合もあるため、事前の見積もりでチェックするようにしましょう。
天窓の修理・交換はDIYか業者どっち?
天窓の修理や交換には数万円〜数十万円の費用が発生することから、自分でDIYしたい人もいるでしょう。
しかし、天窓の雨漏り自体や2次被害を確実に押さえるのであれば、プロに任せる方が無難です。
確かに、自分で修理や交換をすれば、人件費や経費を押さえることが可能です。
その反面、高所での作業を数回に渡ってしなければならないリスクがあります。
特に、屋根周辺の水漏れの修繕がきちんとできているかは、素人目にはわかりにくいものです。
場合によっては一度で直しきれておらず、何度か修理を重ねる手間が発生することもあります。
もし完全に直し切れておらず、新たな雨漏りや天井・壁内部の腐食などが発生してしまった場合には、今度こそ業者へ依頼が必須です。
周辺に2次被害が及んでいれば、より大規模な修繕となるため、必然的に費用がかさんでしまうことになるでしょう。
「始めからプロに頼んでいれば…」と後悔することになるよりは、軽微な修理でもプロに依頼した方がトータルコーストが押さえられ、確実な修理ができるでしょう。
少ない費用に天窓修理を行う方法
少ない費用で天窓修理をするために、いくつかのコツがあります。
コツを押さえて、お得に天窓の修理・交換をしましょう。
相見積もりをうまく活用しよう
天窓の修理・交換を依頼する際には、数社から相見積もりを取りましょう。
天窓の修理や交換を依頼できる業者には、ハウスメーカー・工務店・屋根修理の専門業者・建築事務所などがあります。
各業者によって天窓の修理・交換費用には差があり、見積もりを出してもらうまで金額がわからないものです。
また、中にはかなり安い見積もりを提示してきたにもかかわらず、後から追加で高額請求されたり、安い分粗悪な材料や技術で、ずさんな工事をされてしまうケースもあります。
良心的な価格だけに捉われて選んでしまうと、後で損をすることにもなりかねません。
相見積もりを取りながら、各社の口コミや実績などもよくリサーチし、検討の上依頼を決定しましょう。
天窓の修理・交換におすすめの屋根修理業者
天窓の修理・交換なら、屋根修理の専門業者に依頼するのがベターです。
天窓の修理や交換ができると宣伝する会社の中には、営業や販売に特化した業者や、大手のリフォーム会社・ハウスメーカーなどが含まれます。
プロの営業マンが訪問に来てセールストークをするため、一見わかりやすく親しみやすさを感じるかもしれません。
しかし、営業担当者によっては最低限の修理ではなく、広範囲に及ぶ高額な工事を提案してくることもあります。
また、名の知れた大手の企業であればあるほど、中間マージンや利益分も工事費用に含まれてしまいます。
必然的に、工事の費用もかさんでしまうでしょう。
費用を安く抑えたいのであれば、自社で直接施工してくれる地元の屋根修理の専門業者などに絞って、数社見積もりを取ってもらい、比較検討するのがスムーズでしょう。
火災保険申請で保険金を受け取る
天窓の雨漏りが発生した原因によっては、火災保険の保険金で修理できる場合があります。
火災保険では、基本的に過去3年以内の火災・自然災害(落雷・破裂・爆発・風・雹・雪災)・事故による損害が補償されます。
例えば、台風の強風で飛んできた飛来物で天窓が破損し、雨漏りが生じた場合なら、補償の対象になり保険金が受け取れる可能性があります。
保険金を受け取るには、火災保険申請が必要です。
火災保険申請では、損害が自然災害によるものであることを証明するために、書類の提出や損害の説明などが求められます。
詳しくはこちらの記事で、手続きの詳細が確認できます。
ただし、自然災害による被害だからと言って、必ずしも審査に通るわけではありません。
書類の文言や説明の仕方によっては、「経年劣化ではないか?」と疑われてしまい、審査に落ちて保険金が一銭も受け取れなかった事例が多数報告されています。
火災保険の審査に通りやすくするために、火災保険申請サポートでプロの手を借りることができます。
火災保険申請サポートについては、こちらのリンクから確認してみましょう。
まとめ
天窓からの雨漏りをできる限り少ない費用で修繕するためには、業者選びや保険の知識が必要です。
しかるべき場面でプロの手を借りることで、効率よく確実に修理・交換を終えられます。
修理・交換は屋根修理業者へ、火災保険申請は火災保険申請サポートへ依頼し、短期間で最もお得に修繕をしましょう。
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まずは保険金がいくらおりるかお気軽にご相談ください。