火災保険申請サポートは合法?違法?その真偽を解説
火災保険申請サポートは、火災保険の保険金申請手続きを、プロがお手伝いしてくれるサービスです。
一見違法に思われがちな火災保険申請サポートですが、合法のサービスです。
火災保険申請サポートの概要や注意すべき業者について把握し、スムーズに申請を行いましょう。
火災保険申請サポートとは
火災保険はほとんどの人が加入するものですが、あまり知識がないという方も多いものです。
火災保険申請の手続き内容や火災保険申請サポートについて、改めて確認しましょう。
火災保険とは
火災保険の定義は、以下の通りです。
火災保険とは
火災保険とは、建物と建物の中にある家具や什器などを「保険の対象」とし、補償する保険です。
火災保険は住宅にかける保険の一つで、住宅の購入や賃貸契約をするタイミングで、何かしらの保険に加入します。
補償の対象となる建物や家財の被害について、損害の具合に応じた保険金が保険会社から支払われます。
被害箇所に対して保険金を支払うかどうかや、保険金の金額が妥当であるかを判断するのは、保険会社側です。
そのため、保険加入者は、被害の修理などに必要な金額の保険金を受け取るために、「火災保険申請」を行います。
提出された書面上だけで判断ができない場合には、保険会社から派遣される保険鑑定人が被害現場に来ることもあります。
保険加入者は、申請時の連絡や書類などで根拠を提示し、被害状況をもれなく・詳しく説明する必要があります。
火災保険申請でやること
火災保険申請に必要な手続きには、次のようなステップがあります。
火災保険申請の内容
- 保険会社への連絡
- 修理業者への連絡・見積もり依頼
- 書類(保険金申請書・事故状況説明書)の作成
- 保険会社へ書類送付
- 申請の承認結果受け取り
- 修理業者との打ち合わせ・修理
火災保険申請では、保険会社へ火災や自然被害による被害を受けたことを説明します。
申請の際には、電話やウェブ上のフォームでの記入に加えて、証拠となる書類や写真などの資料を提出します。
書類は、保険会社ごとに定められたフォーマットを使用して被害状況を精緻に記入します。
不備のない書類を提出した後も、審査の対象によっては、被害の追加説明や現地確認への立ち合いを求められることがあります。
保険会社の指示に従って、確実に申請を進めましょう。
火災保険申請サポートとは
火災保険申請サポートは、建物・保険双方の知識がある業者による、火災保険申請をお手伝いするサービスのことです。
サポートを依頼した際には、建物の調査から書類の作成まで、プロの知見を借りながらスムーズに完了させられます。
サポートを受けて保険金を受け取れた際には、金額に対して数十%の手数料が発生します。
ただし、成功報酬型のため、万が一審査に通らず保険金が受け取れない結果になってしまっても、利用者に無駄な費用が発生する心配はありません。
手数料がかかる分、プロが書類作成や説明を手伝ってくれるため、利用者本人の時間や労力はセーブできます。
プロの視点と知識のサポートを受けることで、保険金の認定率や受け取れる金額がアップする傾向があります。
信頼できる業者を選んでサポートを依頼することで、火災保険申請を効率よく、確実に完結させられます。
火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
お気軽にご相談ください
火災保険に加入しているにもかかわらず、有効に活用できていないお客様が多数いらっしゃいます。
もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
火災保険申請サポートは合法
火災保険申請には、「サポート」や「代行」などの関連事業を行う会社が存在します。
しかし、ちょっとしたサービス内容の違いで、違法なサービスを利用することになってしまいます。
合法で健全な火災保険申請サポート業者を選べるよう、基準をご紹介します。
代行は違法
火災保険申請はそもそも加入者本人が行うもので、第三者が「代行(代理で申請)」することは火災保険の契約違反です。
弁護士以外による代行請求行為は、保険金詐欺とみなされます。
以下のような保険金の請求行為は、原則保険の契約者本人が行う必要があります。
保険の加入者本人が行わなければならない請求行為
- 申請作業
- 申請書の取り寄せ
- 保険金請求書の記載
- 申請書類の投函
代行による申請が保険会社に知られた場合には、保険金が支払われないだけでなく、契約の強制解約や訴訟問題に発展する場合もあります。
そのため、「代行」という言葉を使う会社は選ばないようにします。
似た表現として、「すべて任せてくれれば、タダでリフォーム・修理ができる」などの文言を掲げている会社には注意しましょう。
サポートは合法
代行が違法である一方で、火災保険申請サポートは合法のサービスです。
代行業者は、保険の契約者本人がしなければならない申請まで代行してしまいます。
一見、利用者にとっては手間が削減できて便利に感じそうですが、代行は保険の契約違反とみなされます。
いくら便利でも、本来望んでいるはずの保険金が受け取れなくなってしまったり、最悪の場合には強制解約や訴訟問題に至る可能性もあります。
保険の契約自体を利用できなくなるリスクがあるため、火災保険申請の代行を依頼することは控えましょう。
一方で、火災保険申請サポート業者は、契約者本人が行う必要のある申請について、お手伝いをします。
あくまで申請するのは契約者本人であり、専門知識を持ったスタッフが申請のサポートをするだけです。
申請自体を代わりに行うサービスではないため、契約違反に当たることはありません。
火災保険や申請のフロー、細かいポイントについては、加入者本人でも詳しく知らないことが多いものです。
火災保険申請サポートを利用すれば、プロの知見を借りながらスムーズに申請手続きを進めることが可能です。
詐欺トラブルには注意
火災保険申請サポートを悪用する業者により、詐欺などのトラブルが発生しています。
例えば、不当な契約や請求を強要してくる会社や、補償対象にならないような修理を見積もりに盛り込む業者などが報告されています。
また、「火災保険を利用すれば、家の修繕を負担なくできる」などの謳い文句で契約を結んだ上で、実際には火災保険申請をせず、後々高額請求してくる事例もあります。
大半の保険加入者は、火災保険についての十分な知識がなく、火災保険申請に慣れていません。
そのため、知識のない保険加入者が、業者から狙われてしまうケースが多く発生しています。
火災保険申請サポートを選ぶ際には、十分な比較検討や情報収集を行った上で、契約書の内容をよく確認しましょう。
火災保険申請サポートは依頼するべきか
火災保険申請サポートを依頼することで、さまざまなメリットがあります。
火災保険申請サポートを受けることの必要性を確認し、適切に判断しましょう。
サポートを受けることのメリット
火災保険申請サポートを利用することで、以下のようなメリットがあります。
火災保険申請サポートを利用するメリット
- 損害箇所をもれなく申請できる
- 申請の手間や時間を省ける
- 保険金を受け取れる確率が上がる
火災保険申請サポートを依頼すると、火災保険や住宅の修理について、専門知識を持つプロの助けを借りることができます。
プロの視点があれば、素人目では気づけないような損害箇所も見つけることができたり、補償の対象であることを証明する根拠や記載方法にもアドバイスを受けることができます。
初めて火災保険申請する方でも、スムーズに申請ができて安心です。
結果として、審査落ちする確率が減り、必要な保険金を受け取れる可能性が高まるでしょう。
サポート以外のサービスを受けることのリスク
火災保険申請サポートを悪用して、詐欺や保険では賄えない修理費用を請求されるトラブルが発生しています。
火災保険申請に関するサービスの中には、火災保険申請サポートやリフォーム以外の目的を持った会社が紛れています。
特に、知識のない保険加入者の弱みにつけ込んで、「タダでで修繕ができる」「建物の状態が悪い箇所がある」などと言って契約を迫り、多額の金銭を請求する詐欺には注意が必要です。
ここ数年で災害が頻発したことで、火災保険申請件数の増加していることを背景に、悪徳業者によるトラブル被害の件数も増加しつつあります。
火災保険申請サポートを依頼する際には、一定数の悪徳業者が存在することを念頭に置いて、注意深く業者を選びましょう。
サポートの必要性
火災保険申請サポートは、保険加入者側が損をせず保険金を受け取る上で、重要なサービスです。
火災保険申請では、保険について知識のない素人が、保険会社へ不備なく被害を説明しなければなりません。
申請された損害箇所が補償の対象か、保険金がいくらかを判断するのは、保険のプロである保険会社です。
素人がプロを説得して保険金をもらうという時点で、審査落ちのリスクも高く、加入者側がかなり損をしやすい構造です。
実は、火災保険加入者の多くが、火災保険申請をするほどの被害に遭っていないと認識しており、申請を行っていないというデータがあります。
しかし、素人目には気づかないような小さな損害だとしても、場合によっては火災保険の補償対象です。
また、被害の説明がもれたり、不十分だったりしたせいで、もらえるはずの保険金額よりも、受け取った金額が少なくなってしまうケースもあります。
保険加入者が火災保険申請サポートを利用すれば、もれなく確実に申請でき、損することなく高確率で保険金を受け取れるでしょう。
まとめ
火災保険申請サポートは、専門知識を持ったプロが保険金申請をお手伝いしてくれる、合法のサービスです。
健全にサポートしてくれる企業が多い一方で、知識のない加入者がトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
火災保険申請サポート業者の選び方に注意しながら、プロの助けを借りてスムーズに申請を行いましょう。
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まずは保険金がいくらおりるかお気軽にご相談ください。