火災保険で屋根修理をするには?適用に必要な状態や破損原因を解説
屋根に損傷を見つけると、修理にいくらかかってしまうのか、不安になるものです。
正しいフローで火災保険申請することで、契約している火災保険の保険金を活用できる場合があります。
屋根の修理に火災保険を利用できる状態や、利用する方法・ポイントについてご紹介します。
屋根修理の基礎知識
そもそも屋根の修理が必要なのはどういう状態か、正しく知らない方がほとんどです。
屋根修理に関して、基礎的な事項を確認しましょう。
屋根修理が必要な状態
屋根修理が必要な状態には、主に5パターンあります。
屋根修理が必要な状態
- 屋根材の浮き・欠損・割れ
- 屋根材同士の隙間
- 漆喰の割れ・剥がれ
- コーキング剤の剥がれ・劣化
- 金属屋根のサビ
屋根の欠損や隙間は、どんなに小さかったとしても、雨水が入り込んでしまいます。
例えば、屋根材の浮きは、約5mmの幅でも雨水が入り込み、雨漏りの原因になりかねません。
小さな欠損も見逃さず、先んじて修理をしておくことで、雨漏りなどの被害を防ぐことが可能です。
屋根の破損原因
屋根の破損が起こる原因は、「経年劣化」か「自然災害」によるものです。
経年劣化とは、年月が経つことで、建物に自然に発生してしまう傷みのことです。
どんな建物でも時間の経過とともに劣化していくため、傷みがひどくなる前に発見し、メンテナンスしておくことが必要です。
一方で、自然災害による破損は、雨や台風などによる被害を意味します。
自然災害は、建てたばかりの家や、定期的にメンテナンスしている箇所にも被害をもたらします。
突然起こる被害のため、なかなか未然に防ぐことは難しいでしょう。
屋根修理にかかる費用
屋根修理の依頼には、費用が発生します。
一般的には、漆喰やコーキング剤などのひび割れなら、数千円〜1万円以内でできます。
しかし、瓦の交換や雨漏りの修理、屋根全体の塗装となると、数十万円の単位で高額な費用がかかってしまいます。
とはいえ、屋根の修理は高所での作業になる上、専門技術も必要なため、プロに依頼せずに修理するのは大変危険です。
自然災害による損傷の場合には、火災保険の補償対象となることがあります。
急な自然災害で修理代を払うのが難しい場合でも、保険金で修理代をまかなえるかもしれません。
火災保険申請を利用して屋根修理をする方法
火災保険の保険金を受け取るには、申請が必要です。
屋根の修理のために、保険金を申請する方法を見ていきましょう。
屋根修理会社へ問い合わせる
自然災害の後などで、屋根に損傷を受けた可能性があるときや、雨漏りなどの被害がすでに発生している場合には、まず屋根修理業者へ問い合わせます。
修理会社に、実際の被害部分を見てもらい、修理に必要な額面を見積もってもらいます。
このとき、被害箇所の撮影・屋根調査報告書・修理工事の見積書を作成してもらうようにすると、後で申請の際にスムーズです。
火災保険会社へ問い合わせる
被害状況を把握できたら、火災保険会社へ連絡します。
連絡の際には、保険証書を手元に用意し、契約者氏名・証券番号・事故の日時や場所・事故の状況や原因・損害の程度・連絡先を伝えます。
保険会社によっては、ウェブ上で入力するフォームが用意されているケースもあります。
保険会社ごとの方法に従って、問い合わせしましょう。
火災保険申請する
保険会社から申請フォーマットを取り寄せて、書類を作成しましょう。
書類の項目に沿って、必要な内容を記入します。
提出の際には、修理業者から受け取った屋根調査報告書・修理工事の見積書に加えて、被害の根拠となる写真を添付します。
場合によっては、保険会社からの指摘事項へ対応する必要があります。
書類の不備などがあった場合には、指示に従って正しく修正し、再提出しましょう。
実地調査を求められた場合には、現地確認の立ち合いをし、保険会社に対して被害の説明を行います。
無事保険金を受け取れたら、見積もりを依頼していた修理業者へ、修理を依頼しましょう。
火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
お気軽にご相談ください
火災保険に加入しているにもかかわらず、有効に活用できていないお客様が多数いらっしゃいます。
もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
火災保険申請のポイント
火災保険申請には、いくつか注意点やコツがあります。
ポイントを抑えて、スムーズに申請しましょう。
火災保険申請の注意点
申請上で意識することは、保険会社への損害を正しく伝える連絡や、不備のない申請資料の準備、損害箇所を漏れなく申請するなど、多岐に渡ります。
保険の知識のない素人が申請するとなれば、正しい手法や注意点を調べながら行う必要があり、時間と労力がかかります。
また、難しい申請手続きに時間と労力をかけても、必ずしも審査が通るとは限りません。
審査落ちの1番の要因が、損害箇所を「経年劣化」とみなされてしまうことです。
経年劣化とは
経年劣化とは、時間の経過により自然と起こる、色褪せや機能不全などの劣化を指します。
建物は年月が経てば、劣化する箇所が出てくるものです。しかし、経年劣化は火災保険の補償の範囲外です。
申請された損害箇所が、火災や自然災害による損害か定かではない場合には、保険会社は「経年劣化」と判断する傾向があるため、注意が必要です。
なお、火災保険の時効は、損害の発生から3年です。
3年を過ぎた損害は、当然火災保険の補償の対象外です。
火災や自然災害が発生してから3年以内に、申請手続きが必要です。
また、3年を過ぎていないにもかかわらず、請求できる権利を知らずに申請しない人がいます。
日が経てば経つほど、被害箇所の特定がしにくくなるため、損害に気づかず申請し忘れる場合もあります。
火災保険申請のコツ
個人で火災保険申請する際には、正しく情報収集をしましょう。
火災保険申請では、保険のプロ相手に、連絡や書類作成をし、損害箇所が自然災害によるものだと説明しなければなりません。
被害状況の説明が不足していたり、言葉選びによって経年劣化などみなされれば、保険金を受け取れません。
知識面でどうしても差があるため、保険加入者側が損をしてしまいがちです。
補償の対象であることを確実に伝えられるよう、書類の書き方や記載方法などを十分に調べながら進めましょう。
また、プロのアドバイスをもらうのも手段の一つです。
リフォーム会社や工務店は、損害箇所の確認や、建物の修理にかかる見積もりを作成してくれます。
特に、屋根などが損害を受けた場合には、高所での確認作業になるため、業者が行う方が安全でしょう。
一括見積り比較サイトなどを有効利用して相見積もりをもらえば、悪徳業者に高額な請求をされる事態を防ぐことも可能です。
火災保険申請サポートを利用してみる
火災保険申請サポートは、火災保険の認定をサポートする業者のことで、建物・保険双方の知識があります。
サポートを依頼した際には、建物の調査から書類の作成まで、スムーズに完了させられます。
なお、工事については、専門の修理会社などへ別途依頼する必要があるので、注意しましょう。
手数料がかかる分、プロが書類作成や説明を手伝ってくれるため、加入者本人の時間や労力はセーブできます。
また、プロの視点と知識で、必要な根拠を用意・説明できるため、結果として保険金の認定率や、受け取れる金額を高められる傾向があります。
サポートを受けて、保険金を受け取れた際には、金額に対して数十%の手数料を支払います。
手数料は、保険金が受け取れた時のみ支払うため、審査落ちしてしまって無駄な費用が発生する、といったことはありません。
信頼できる業者を選んでサポートを依頼することで、火災保険申請を効率よく、確実に完結させられます。
まとめ
屋根の損傷は、修理に高額な費用がかかってしまうことがあります。
自然災害による損傷なら、正しいフローで火災保険申請することで、保険金で修理ができることがあります。
火災保険申請の際には、サポート業者などをうまく活用し、確実に保険金を受け取れるようにしましょう。
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