台風の被害を受けたら、火災保険の利用を検討しましょう
自宅が台風によって被害を受けると、身体的にも精神的にもダメージを受けてしまうものです。
できる限り費用を抑えて修理をするために、火災保険の保険金が活用できることがあります。
台風被害を受けた際の火災保険の利用方法について、正しく知りましょう。
台風被害を受けたら
台風被害を受けた際には、次のようなステップで対処しましょう。
まずは身の安全を確保しよう
台風の通過後には、思わぬ被害が発生する恐れがあります。
例えば、河川の氾濫・堤防の決壊・土砂災害などによる被害が挙げられます。
川の中流・下流域に住んでいると、台風通過中に被害が大きくなくても、上流域で降った雨が一気に流れてきて被害が及んでしまう事例もあります。
また、家屋や家財が心配になって家に戻っている最中に、切れた電線や飛散したガラス、看板などの落下物で怪我をする二次災害も起こり得るでしょう。
いくら台風の通過に万全に備えていても、台風の直後に気が緩んでしまい、災害に巻き込まれてしまうと大変危険です。
まずは自分の身を守ることを最優先に考え、すべて落ち着いてから家屋や家財の確認を始めましょう。
自宅への被害の確認方法
台風が落ち着いたら、住宅への被害状況を確認します。
このとき、ヘルメットか帽子・長袖・長ズボン・靴を着用して、身を守って点検を行います。
被害状況のチェックポイントは次の通りです。
住宅の被害状況のチェックポイント
- 落下物・倒壊の危険はないか
- 水に浸かってしまった配線が安全か
- 断線した電線が家屋に触れていないか
- 危険物(灯油・農薬など)の流出がないか
落下や倒壊の危険性・配線の漏電・断線した電線を発見したら、しかるべき機関へ連絡しましょう。
また、浸水などの被害があった後には悪臭や汚れが残る上、伝染病が発生してしまうこともあります。
家の中の風通しを良くして乾燥させておき、床下や家の周りには石灰を撒くなどして消毒しておきましょう。
建物・家具・水道水を再び使用する際には、十分に消毒してから使用するようにしましょう。
自分で対処するのは危険
台風の直後は、自分で家屋の修復を進めないようにしましょう。
屋根の損傷によって雨漏りが発生している場合には、周辺の家具や家電を避け、バケツで雨水を受けとめる程度にしておきます。
台風で屋根などに被害があると、いち早く雨水を防ぐために、防水テープ・ブルーシート・コーキングなどで補修を試みたくなるものです。
しかし、家屋の修復は高所での作業が伴う上、特に雨水で濡れた屋根は足場が安定せず、大変危険です。
二次被害を起こさないためにも、修理業者が来るのを待つのが無難でしょう。
台風被害で使える火災保険
台風被害に遭った際には、火災保険が使えることがあります。
条件や利用する際の注意点を理解しましょう。
台風被害には火災保険が使える
火災保険では、過去3年以内の火災・自然災害・事故による被害が補償の対象になります。
台風による被害は「経年劣化でない、自然災害による過去3年以内の突発的な被害」に当てはまり、被害内容によっては保険金を受け取ることが可能です。
ただし、保険金を受け取るには火災保険申請をして、修理の必要な箇所が「経年劣化によるものでない」ことを示す必要があります。
火災保険申請の詳しい内容については、こちらのリンクから確認できます。
また、場合によっては国や自治体の見舞金がもらえることもあるため、下記リンクから確認しておきましょう。
台風被害の修理費用目安
台風による被害の状況によって、必要な修理費用・修理内容が異なります。
被害の範囲や工事手法によっては、数十万円を超える高額な修理になってしまうことも考えられます。
よくある台風による被害と、修理費用の目安を確認しましょう。
被害状況 | 費用の目安 | 修理内容 |
---|---|---|
屋根瓦の飛散 屋根の穴・傷 屋根の雨漏り | 部分的なら数万円〜30万円 全体なら100〜300万円 | 部分的な補修 重ね葺き(カバー工法)など |
外壁のひび割れ | 部分的なら5万円〜10万円 全体なら50〜150万円 | ひび割れの補修、外壁塗装 |
外壁の深刻な損傷 | 50〜300万円 | 重ね張り、張り替え |
雨どいの歪み・外れ・破損 | 部分的なら15万円〜20万円 全体なら20〜60万円 | 雨どいの交換・修理 |
天井の雨漏り | 10万円〜15万円 | 天井修理 |
台風でよく発生する屋根修理については、こちらのリンクからも確認できます。
火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
お気軽にご相談ください
火災保険に加入しているにもかかわらず、有効に活用できていないお客様が多数いらっしゃいます。
もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
会社の中には、修繕すべき箇所の最低限の工事に加えて、必要のない箇所まで見積もりに組み込んだり、工事費用を安く提供する代わりにずさんな工事をしてくる悪徳業者も潜んでいます。
建物の点検は数社に依頼し、相見積もりをもらってから比較検討をするようにしましょう。
火災保険を利用する際の注意点
火災保険申請で損をしないために、以下のような点に注意しましょう。
火災保険申請で損をしないための注意点
- 被災後は早めに資料請求する
- 申請書類の内容は、詳細かつ明確に記入する
- 被害を受けた箇所の専門修理業者へ依頼する
- 見積もり内容は20万円以上になるようにする
台風被害のあった地域が広範囲に及ぶ場合には、火災保険会社へ申請が立て込んでしまうことがあります。
被害連絡・資料請求のタイミングが遅くなると、その後の手続きも順番を待ち続けることになり、最終的に保険金を受け取るのもかなり後になってしまうことが考えられます。
また、台風被害発生から3年が経過してしまうと、火災保険申請の期限が過ぎ、申請ができなくなる可能性があります。
台風の被害の後は、なるべく早く申請書類を準備し、申請の手続きを進めましょう。
保険金を受け取るためにやること
火災保険の保険金を受け取るために、火災保険申請をする必要があります。
申請時のポイントや、申請をラクに済ませるための方法を知っておきましょう。
保険金を受け取るには火災保険申請
火災保険の保険金を受け取る際には、火災保険申請の手続きにて以下の書類を提出が求められます。
台風被害を申請する際に必要な書類
- 保険金請求書(保険会社から送られるフォーマットを使用)
- 事故状況説明書(保険会社から送られるフォーマットを使用)
- 調査報告書(修理業者へ依頼)
- 修理の見積もり書(修理業者へ依頼)
- 被災箇所を示す証拠資料(屋根の被害がわかる写真など)
中でも、調査報告書や見積もり書は修理業者へ依頼する書類です。
「火災保険申請を考えている」と伝え、書類を準備してもらいましょう。
建物の被害状況がわかる証拠写真は、修理業者の現地調査の際に一緒に撮影してもらうと、再度自分で撮影する手間が省けます。
台風被害を申請する際のポイント
台風被害の火災保険申請を円滑に進めるために、次のようなポイントを守りましょう。
台風被害を火災保険申請するポイント
- 補強工事ではなく「不測事態予防工事」として伝える
- 修理業者に伝えて、部分交換の見積もりにしてもらう
- 材工(材料費+手間賃)で見積もりを出してもらう
- 部材などの項目も明確に分けてもらう
- 複数の相見積もりを取り、1番高い見積もりで申請する
- 被害を受けたと思われる箇所はすべて含めて申請する
(網戸・ガラス・サッシ・門扉・塀・テラス・カーポート・フェンス・雨どい・庭木・物置など)
火災保険会社から派遣される保険の鑑定人は、被害箇所の見積もりや修繕の方法、不要な施工がないかなどをチェックします。
疑問点があれば説明や再提出を求められたり、鑑定人自ら現地調査に来ることもあります。
少しでも不明瞭な点や経年劣化によるものが含まれていると判断されないよう、明確で詳細な見積もりを用意してもらうようにしましょう。
サポートを受けるとより確実
火災保険の保険金申請は、プロの業者の助けを借りるのが無難です。
火災保険会社や保険の鑑定人が保険のプロである一方で、申請する側の加入者は保険についての前提知識では劣ってしまうものです。
交渉などの場面では、知識面で言い返せず保険金の金額を下げられてしまうかもしれません。
申請自体もさまざまな書類や証拠資料を提出する必要があるため、自分1人でやるとかなりの時間と労力がかかってしまいます。
保険の知識を持った火災保険申請サポートの力を借りることで、火災保険のプロが申請手続きのアドバイスをしてくれます。
結果的に、火災保険の審査に通る確率や受け取れる保険金の金額をアップさせられる可能性があります。
詳しくは、こちらのリンクからも確認してみましょう。
まとめ
台風の被害を受けた際には、まずは身の安全を第一に行動した後、建物への被害の対処をする必要があります。
被害によるダメージを受けた後で、火災保険申請の難解な手続きをするのは大変負担のかかるものです。
火災保険申請サポートを上手に活用することで、最小限の時間的・金銭的負担で自宅の修繕をしましょう。
まずは、今回の台風被害が火災保険申請の対象になるかどうか、こちらのリンクから確認するところから始めてみましょう。
火災保険でどれだけ負担が軽くなるか?
お気軽にご相談ください
火災保険に加入しているにもかかわらず、有効に活用できていないお客様が多数いらっしゃいます。
もしかすると修繕が必要な屋根や外壁の費用は火災保険で賄えるかもしれません。お気軽にご相談ください。
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まずは保険金がいくらおりるかお気軽にご相談ください。